こんにちは!
「快髪サークル」を運営しているNOR(ノル)と申します。
世の中にはたくさんの美容院があります。
みなさんは「選択のパラドックス」という言葉をご存知でしょうか?
「お客様が美容院を選ぶ際も、選択のパラドックスが起こっているのではないか?」とNORは考えています。
美容院があまりにも多過ぎて決断疲れをしてしまい、その結果「いつも行ってるところでいいや・・・」などとネガティブになってしまっては残念です。
また、選択のパラドックスでは「多くの選択肢を知ることで期待値が高くなってしまい、以前まで満足していたものが満足できなくなる・・・」とも言われています。
快髪サークルでは、一般の人が美容院を選ぶ際に起こる、選択のパラドックスを回避する手助けとなるような情報も発信しています。
本記事は、有名人から支持される「カリスマ美容師」がテーマです。
「カリスマ美容師って興味はあるけど実際どうなんだろう・・・?」とお考えの方は要チェックです!
(※)個人的な見解にはなりますが、実際に有名人から支持されるカリスマ美容師が多数在籍している有名店で働いていた経験を基に記事にしています。
カリスマ美容師とは?
1999年〜2000年にフジテレビ系列で放送されていた番組「シザーズリーグ」がいわゆる
〝カリスマ美容師〟の火付け役とされています。
時を経てカリスマ美容師は死語と言われることもありますが、売れっ子美容師などをカリスマ美容師と表現することは今もなおあります。
しかし、「カリスマ美容師」に明確な定義があるわけではありません!
そこで、まずはここで言う「カリスマ美容師とは?」を定義したいと思います↓↓↓
- 実際に「シザーズリーグ」に出演していた、正真正銘の元祖カリスマ美容師
- 元祖カリスマ美容師の元で育った、次世代を担うであろう美容師
- 指名売上が高く、美容室内外での影響力が強い美容師
カリスマ美容師に共通して言えることは、いわゆる「売れっ子美容師」だということです。
メディアをはじめ、業界誌やセミナーなどその活動は多岐にわたり、有名人やモデルさんからの支持も厚い美容師さんが多いのが特徴です。
カリスマ美容師すごくない説
この説は同業者の間で言われることが特に多いので、そこからの視点で分析してみたよ!
・ヘアカタログにまつわる体験談
ヘアカタログには業界でも有名な美容師さんがデザインした作品がたくさん載っています。
美容師をしていると同僚とヘアカタログを見る機会も多いですが、作品を酷評するような声を聞くこともありました。
「これはここが惜しいね・・・」
「これは可愛くない!カッコよくない!」
また、ヘアカタログにまつわる体験談以外でも、カリスマ美容師を軽視するような発言は珍しくありませんでした・・・。
・原因
これはいくつかの美容院を経験して分かったことなのですが、どの美容院にも必ずレール(思考)があり、長く働けば働くほどその型にハマる傾向があるように感じます。
デザインの良し悪しの判断は好みによるところが大きいので、そのレールから外れたものを「違う」と見なすようになるのは自然なことなのかもしれません。
それから、美容師は「プライドが高い人が多い」ということもあると思います。
離職率が3年で8割とも言われる業界なので、自分の流儀に誇りがあるのは当然のことです。
・NORの見解
同業者として負けたくない気持ちも当然ありますが、「カリスマ美容師は間違いなくスゴイ」というのが個人の見解です。
こう言うのも何ですが、私もプライドは高いですし、人一倍負けず嫌いです。
それでも、実際に一緒に働いていて「これはどれだけ努力しても勝てないかも・・・」と思う瞬間がありました。
こんなことを言うと「元同僚だからってひいきしてるんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
同業者としてリスペクトしていますし、純粋に「スゴイ」の一言に尽きると思います。
カリスマ美容師の特徴
単に「スゴイ」だけでは説得力に欠けると思いますので、実際に「何がスゴイのか?」を解説していきます。
・オーラ
これはざっくりとした表現になってしまうのですが、最初にパッと浮かんだのが「オーラ」です。
やっぱり本物は独特のオーラがあります!
特に元祖カリスマ美容師クラスになると、スタッフでも圧倒されるものがあり、下積み時代に緊張しながらヘルプについていたのは良い思い出です。笑
・モチベーション
有名店によっても多少温度差はあるのですが、基本的にカリスマ美容師は「モチベーションの塊」です。
カリスマ美容師が多数在籍するいわゆる有名店の採用試験は、モチベーションが高い人が全国から集まり選別されます。
記念受験的なこともなくはないと思いますが、基本的にはモチベーションがある程度高くないと応募しません。
美容院やその年によっても変わりますが、競争倍率も高めです。
採用されてもまだスタートラインに立ったに過ぎず、さらに厳しい環境に耐えなければなりません。
モチベーションが高い人でも大半はドロップアウトします。
(ちなみに、こんな偉そうなことを語っている私もドロップアウト組なのはここだけの秘密・・・www)
厳しい競争倍率を勝ち抜き採用された人の中でも、カリスマ美容師になれるのはほんのひと握りなのです。
慣れるとそれが当たり前になりましたが、毎日帰るのは終電間際(24時半くらい)が基本、家に着くのは夜中の1時過ぎ、それから夜ご飯やお風呂を済ませて、3〜4時間睡眠をとって出社の繰り返しでした。
早い人だと5時半とか6時には出社して朝練していましたね。
(今は睡眠を大事にしてるので絶対にそんなことはできませんwww)
・流行を生み出している
カリスマ美容師は「流行を生み出している」ということも忘れてはいけません。
なぜなら、影響力があるからです。
例えば、テレビや雑誌などの媒体を通してヘアスタイルを広められるのは大きいですよね!
また、全国の美容師さん向けの業界誌やセミナーに携わっているという点でも、影響力が強いことがわかります。
現在はSNSなどを通して個人が発信できる時代ですが、媒体があれば流行を生み出せるというわけではありません。
普段から流行を意識してアンテナを張っていないと、今後の業界の展望を予測するのはかなり難しいです。
カリスマ美容師をオススメできる人・できない人
都心にある有名店は、全国各地からお客様が来店することも珍しくありませんが、「現実的に都心まで通うのは難しい・・・」という方も多いと思います。
そんな方は、自分の住んでいる地域や、近くの都市部にいる「売れていて、影響力がある美容師さん」で考えてみてください。
・オススメできる人
意識が高い美容師さんにやってもらいたい人
たくさんの美容師さんとお仕事をご一緒してきましたが、カリスマ美容師は群を抜いて意識が高いです。
全国規模で考えても、それに匹敵する美容師さんを探すのは簡単なことではないと思います。
ブランド力を求める人
カリスマ美容師にはブランド力があるので、それを求める人は「この人にやってもらった満足感」が得られると思います。
・オススメできない人
「リーズナブルさ」も求める人
ピンキリですが、価格設定が高めのケースが多いです。
それでもリピーターが多いことを忘れてはいけませんが、「リーズナブルさ」も求める人は高く感じてしまうかもしれません。
美容院の雰囲気が苦手な人
美容院によっても雰囲気は変わりますが、一般的な美容院と比べると「敷居が高いイメージ」は否めないので、〝そもそも美容院の雰囲気が苦手な方〟には向かないように思います。
美容院が苦手な人は意外と多いようですが、その理由も人それぞれだと思いますので、悩むくらいなら一度足を運んでみるのも悪くはないと思います!
最初から最後まで1人に担当してほしい人
カリスマ美容師ともなれば顧客の人数も桁違いですので、任せられる仕事は他のスタッフに振ることも少なくありません。
中には個人でやっているカリスマ美容師さんもいるので、「最初から最後まで1人に担当してほしい人」はそちらの方がオススメです!
まとめ
「カリスマ美容師は間違いなくスゴイ」ということは経験上自信を持って言えます!
しかし、最終的には好みなので、良し悪しは一概に言えるものではないと考えています。
カリスマ美容師が「合う人もいれば、合わない人もいる」というのが事実ではないでしょうか?
本記事が美容院を選ぶ際のヒントになれば幸いです。