こんにちは!
「快髪サークル」を運営しているNOR(ノル)です。
就活や実習などで髪の毛を黒くしたい時に、手軽に買える市販の黒髪もどしは便利ですよね!
「黒染めくらいならセルフでも大丈夫!」
「黒染めで美容院はもったいない・・・」
そう考える人も少なからずいると思います(自分もそうでした・・・)。
最初にお伝えしておきたいのですが、市販のヘアカラー剤が必ずしも悪というわけではありません。
気になる方はコチラの記事をご覧ください↓↓↓
こんにちは!「快髪サークル」を運営しているNOR(ノル)と申します。 髪型で印象は大きく変わりますよね!髪型ひとつで得することも、反対に損することも・・・当然、ヘアカラーも美容院でするに越したことはありませ[…]
条件によっては市販のヘアカラー剤を使用しても問題はないのですが、黒染めだけは例外です!
ほぼ全ての人におすすめできません。
「たかが黒染め、されど黒染め」
ここから「黒染めこそこだわるべき理由」をプロの視点で解説していきます。
美容院で行う黒染めとは?
市販の黒染めと美容院の黒染めは似て非なるものです。
勘違いされている人も多いと思うのですが、同じ黒ならどれも一緒だと考えてはいませんか?
・美容院の黒染めはバリエーションが豊富!?
ひとくくりに黒染めといっても、そこには様々な種類があります。
どの程度の黒を求めているかは人それぞれ違いますよね?
- 真っ黒
- 自然な黒
- 暗髪
それから、黒染めをどれくらいの期間持たせたいのかも人によりけりです。
お客さまの求める黒に合わせて、調合を変えられるのが美容院の黒染めの強みです。
とは言え「少しの間だから我慢我慢・・・」等と考える人も少なくないと思います。
しかし、その少しの妥協がその後のヘアカラーに重大な影響を及ぼすということを忘れてはいけません。
市販の黒染めによる弊害
市販の黒染めは、元がどんな髪色の人でも確実に黒くするように作られているので、わかりやすく言うと「濃い」ものが多いです。
「濃い」=「色持ちが良い」とも言えますが、この濃い色素がなかなか厄介なんです・・・
・市販の黒染めは「ねちっこい」!?
髪の毛に黒染めの色素が残っていると、ヘアカラーをしても思った通りにはいきません。
まずは、黒染めの色素をしっかり削ることが必要不可欠です。
しかし、特性上ヘアカラー剤の色素は簡単には破壊できません。
濃い黒染めの色素は、その最上級だと考えてください!
一言で表すと、すごく「ねちっこい」です。
髪の毛に残っている黒染めの色素をガツガツ削るには、相当なパワーが必要になります。
こうなると、「明るさ」や「色味」を妥協せざるを得ません。
ただし、髪の毛がいちじるしく傷んでいない場合は、いわゆる「ブリーチ」や「脱染剤」を使用する方法もあります。
この場合ネックになってくるのが、「料金」「時間」そして何より「ダメージ」です。
必要がなければ避けたいところですが、更に残念なことに、そうまでしてもイメージ通りにならない場合もあります。
・最凶のムラ
市販の黒染めによる弊害で重要なポイントの一つになるのが、「一般の人が施術する」ということです。
自分で染めるのってなかなか難しいですよね!
カラー剤を均一に塗布できずにムラを作ってしまいがちです。
それから、「塗り分け」ができないことも要注意です。
例えば、黒染めをセルフで行う場合、一般的には何も考えずに根元から毛先まで塗ることが多いかと思います。
一定期間置いてからこの髪の毛をブリーチすると↓↓↓
この様に層になってしまう恐れがあります。
美容師とはいえ、黒染めの色素が残っていればいるほど、カウンセリングだけで「どうムラが出るか」を正確にイメージするのは困難です。
「やってみなきゃ分からない・・・」、言わばチャレンジ的な要素があると理解していただくと分かりやすいかもしれません!
濃い黒染めの色素がこれだけ複雑なムラになっていれば、「最凶」と言っても過言ではないでしょう。
まとめ
「市販の黒染め」
- ねちっこい
- ムラになりやすい
=その後のヘアカラーに必ず影響が出る!
「美容院の黒染め」
そのリスクを最小限におさえることができる。
ただし、美容院でも色持ちを優先したい時などに、ある程度濃いヘアカラー剤で黒染めすることは少なからずあります。
その場合でも、ムラなく・ダメージを最小限におさえて黒染めしておくことで、その後のヘアカラーがしやすくなるのは間違いありません!
ちなみに、黒髪に戻したい期間が1日〜数日程度であれば、市販の「黒染めスプレー」を使用するという方法もあります。
スプレーであれば、その都度よくシャンプーをすれば落ちるので、その後のヘアカラーに影響しません。